絵画部 会友(富山)
記憶
F50
第66回展 ターレンス賞
築百二十年の我が家の大黒柱にかかっている柱時計、家族の喜怒哀楽を眺めながら時を刻んできた。その時計も十年以上前から、動かなくなった。
三代にわたった家の隆盛、戦争、家族の病気、没落を静かに刻んできた時計に家の歴史を重ねた。