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祭りの記憶
F50 パステル
第67回展 奨励賞
富山市の我が地区では、40年ほどの間で、盆踊り、稚子舞、夏祭りなどの行事が全てなくなりました。神社の祭礼に使っていたのぼり旗も不必要になり、のぼり旗に描かれた義経と弁慶も悲しげに見えました。
伝統行事がなくなっていく喪失感を、時を刻む時計と旗で表現しました。
記憶
F50
第66回展 ターレンス賞
築百二十年の我が家の大黒柱にかかっている柱時計、家族の喜怒哀楽を眺めながら時を刻んできた。その時計も十年以上前から、動かなくなった。
三代にわたった家の隆盛、戦争、家族の病気、没落を静かに刻んできた時計に家の歴史を重ねた。
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